見えない部分こそ重要!ルーフィング防水シートの種類・特徴・選び方
屋根のメンテナンスに悩んでいる方は少なくありません。
特に、普段見えない部分の劣化は気づきにくく、気づいたときにはすでに大掛かりな修理が必要になるケースもあります。
本記事では、屋根を雨や風から守る「ルーフィング防水シート」に注目し、その種類や選び方、屋根材との違い、そして屋根の寿命との関係まで詳しく解説します。
ルーフィングシートは、雨漏りの予防にも深く関わる住まいの要ともいえる存在。
雨漏り対策をしたい方、これから屋根工事を検討している方にとって、必ず知っておきたい情報です。
安心・快適な住まいを長く保つために、ぜひ最後までご覧ください。
ルーフィング防水シートの種類と特徴

屋根の下に敷かれる「ルーフィングシート」は、雨水の侵入を防ぐ見えない防水層として非常に重要な役割を担います。ここでは、代表的なルーフィングの種類と、それぞれの特徴・メリット・注意点について解説します。
■ アスファルトルーフィング|もっとも一般的で安価
アスファルトルーフィングは、厚紙や不織布にアスファルトを含浸させたシートで、現在も広く使われている基本的な防水材です。
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メリット:価格が安く、入手しやすい
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デメリット:耐用年数は約10年と短め。硬化やひび割れ、破れが起こりやすく、雨漏りのリスクが高い
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注意点:透湿性が低く、結露が発生しやすいのもデメリット
コスト重視の住宅や、短期的な使用を前提とした建物に向いています。
■ 改質アスファルトルーフィング|耐久性を強化した高性能タイプ
アスファルトにポリマー(合成樹脂)などの添加剤を加えて改良したのが「改質アスファルトルーフィング」です。
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メリット:耐熱性・耐候性・柔軟性に優れ、耐用年数は約20年
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コスパ:一般的なアスファルトルーフィングより価格は高いが、長期間メンテナンス不要で結果的にコストパフォーマンスが良い
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用途:長期的に住宅性能を維持したい方におすすめ
■ 高分子系ルーフィング|非アスファルト系の軽量・高耐震タイプ
塩化ビニル樹脂などをベースとした非アスファルト系ルーフィングです。
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メリット:軽量で柔軟性があり、複雑な屋根形状にも対応しやすい。地震時にも追従性が高く、耐震性に優れる
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デメリット:紫外線に弱く、変色や劣化が起きやすい点に注意
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耐用年数:約15〜20年
施工のしやすさや耐震性を重視する建物に向いています。

■ その他の特殊ルーフィング|機能性に優れた高機能タイプ
近年では、性能や機能に特化したさまざまなルーフィングも登場しています。
| 種類 | 特徴と用途例 |
|---|---|
| 透湿ルーフィング | 室内からの湿気を屋外に逃がし、結露防止に効果的。通気層の確保が必要。 |
| 遮熱ルーフィング | 太陽光を反射して屋根表面の温度上昇を抑制。夏場の室温上昇を防ぎ、省エネ効果も。 |
| 不織布ルーフィング | 引き裂きに強く、耐久性が高い。防水性と通気性のバランスに優れる。 |
これらの高機能ルーフィングは、気候や住宅性能、断熱性能を重視する方に適しています。

■ どのルーフィングを選べばいいの?
選ぶ際には、以下のポイントを重視すると失敗しにくくなります。
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屋根材との相性
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立地環境(多雪地域・高温多湿など)
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耐久性・メンテナンス性
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初期費用と長期コスト
「価格が安い=お得」とは限らず、長期的に雨漏りを防ぎたい場合は、耐久性の高い素材を選ぶのが賢明です。
ルーフィングの役割と重要性

屋根工事において、ルーフィング(防水シート)は見えない部分ながら、建物全体の耐久性を左右する重要な存在です。ここでは、その役割と必要性を3つの観点から解説します。
■ 雨水の侵入を防ぐ二次防水層としての役割
ルーフィングは、屋根材の下に施工される防水シートで、屋根材だけでは防ぎきれない雨水の侵入を防止する二次防水の役割を果たします。
特に、瓦やスレートなどの屋根材は、わずかな隙間や重ね部分から雨水が侵入する可能性がありますが、ルーフィングがその水を受け止め、雨漏りを防ぎます。
つまり、屋根材+ルーフィングのダブル防水構造が、住宅を雨から守るための基本となっています。

■ 建物の劣化を防ぎ、寿命を延ばす
雨水が屋内に侵入すると、構造材(木材や鉄骨)の腐食・劣化、カビの発生、断熱材の機能低下など、建物に深刻なダメージを与える原因になります。
ルーフィングがしっかりと機能することで、これらのリスクを未然に防ぎ、建物の耐久性と安全性を長期間にわたって維持できます。
また、修繕や改修の頻度を減らせるため、トータルの維持管理コストの削減にもつながります。

■ 遮熱・断熱効果による省エネ性能の向上
近年では、遮熱性や断熱性を持つ高機能ルーフィングも登場しています。
例えば「遮熱ルーフィング」を使用すれば、太陽の熱を反射して屋根裏の温度上昇を抑制でき、夏場の冷房効率が向上。
これにより、室内の快適性がアップし、省エネルギー・光熱費の削減効果も期待できます。
長期的な視点で見ると、快適な住環境づくりとエコ性能の両立にも貢献するのがルーフィングなのです。
ルーフィングの選び方と注意点

ルーフィングは、建物の防水性能や耐久性に直結する重要な部材です。選び方を間違えると、後々の雨漏りや高額な修繕費用につながるリスクも。ここでは、ルーフィングを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを詳しく解説します。
■ 耐用年数と屋根材との相性を確認する
ルーフィングを選ぶ際には、耐用年数が屋根材よりも長いものを選ぶことが基本です。屋根材より先にルーフィングが劣化すると、屋根全体の張り替えや再施工が必要になり、無駄な費用が発生する可能性があります。
また、屋根の勾配や材質との相性も重要な判断基準です。
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例:低勾配の屋根には「粘着式ルーフィング」が適しており、水の滞留にも強く対応できます。
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金属屋根には、熱伸縮に対応できる柔軟性のあるシートが推奨される場合もあります。
屋根の種類ごとに最適なルーフィングは異なるため、製品の性能だけでなく屋根材との組み合わせまで含めて検討することが重要です。

■ 初期費用だけでなく、メンテナンスコストまで考慮
ルーフィングの価格帯は、数千円/㎡の低価格品から、耐久性に優れた高機能タイプまで様々です。
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高価なルーフィング:耐久性が高く、メンテナンスや交換の頻度が少なくて済む
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安価なルーフィング:初期費用は抑えられるが、短期間での交換が必要になるリスクあり
重要なのは、初期費用+メンテナンス費用を含めたトータルコストを比較すること。長期的に見て、結果的に費用対効果が高い製品を選ぶことが賢明です。

■ 専門業者の提案・施工を信頼する
ルーフィングは、屋根の構造・素材・勾配・地域の気候条件によって最適な製品が異なります。施工も含めて専門性が求められるため、自己判断で選ぶのはリスクが高いです。
信頼できる専門業者に相談することで、
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屋根材との相性
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耐久性・遮熱性などの性能
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施工環境に適した種類の選定
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正しい施工方法
といった重要な要素をトータルで提案してもらえます。
また、施工不良は雨漏りの直接的な原因になるため、ルーフィングの施工は必ず経験豊富な業者に依頼しましょう。

まとめ|ルーフィング選びが住まいの寿命を左右する
ルーフィング防水シートは、屋根材だけでは防ぎきれない雨水の侵入を防ぐ、住まいの防水を支える重要な建材です。
種類ごとに耐用年数や性能、価格が異なるため、屋根材との相性や気候、予算、メンテナンス費用を総合的に判断して選ぶことが大切です。
また、適切なルーフィングの選定と施工には専門業者の知見が不可欠。さらに、定期的な屋根点検を行うことで、劣化やトラブルを早期に発見し、長く安心して暮らせる住まいを守ることができます。
見えない部分だからこそ、正しい選択と確実な施工が住まいの寿命を左右します。
外装工事やリフォームは、信頼できる業者選びと適切な判断が重要です。
施工方法や費用を比較しながら、最適なプランを選びましょう!
屋根工事に慣れていない会社が施工をすると雨漏りにつながることもあります。
会社選定はしっかりと見極めましょう!
そして無料点検・見積もりを活用し、早めのメンテナンスを心がけましょう!
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