失敗しないコーキング選び|変成シリコンとシリコンの違いと最適な選び方
建物を長く安心して使い続けるためには、コーキング材の選定が非常に重要です。ほんのわずかな隙間からでも雨水が侵入すれば、内部の木材や鉄骨が腐食・劣化し、大規模な修繕が必要になることもあります。とくに外壁の目地やサッシ周り、水回りなどの重要な部分では、どのコーキング材を選ぶかが建物の寿命を大きく左右するカギとなります。
本記事では、住宅やリフォームの現場で頻繁に使用される「変成シリコン」と「シリコンコーキング」について、その特性や性能を比較し、それぞれに適した使い方を解説します。違いを正しく理解することで、メンテナンスの質を高め、建物の劣化を防ぐための参考になるでしょう。
変成シリコンとシリコンコーキングの違い

塗装の可否と注意点
変成シリコンは塗装が可能ですが、すべての塗料に適しているわけではありません。塗料の種類によっては密着性が弱く、剥がれや変色の原因となる場合があります。そのため、使用前には塗料との相性確認が欠かせません。
一方、シリコンコーキングは表面が非常に滑らかで、塗料がほとんど密着しないため塗装不可です。外壁塗装の現場で既にシリコンコーキングが施工されている場合は、除去作業が必須となります。ただし、この作業は時間とコストがかかるため、施工前にどちらのコーキング材が使われているか確認しておくことが重要です。
外壁と水回りの用途比較
変成シリコンは塗装可能かつ耐候性に優れるため、外壁の目地補修やひび割れのシーリングに広く使用されます。ただし、伸縮性はシリコンコーキングほど高くないため、動きの大きい目地には不向きです。
一方、シリコンコーキングは耐水性・耐熱性が非常に高く、水回りに最適です。キッチンや浴室など、常に水や熱にさらされる環境でも優れた性能を発揮します。ただし外壁には適さないため、屋外利用は避けるべきです。

原料と特性の比較
変成シリコンは、シリコンゴムに他の樹脂を配合したもので、シリコンコーキングとは原料が異なります。柔軟性はやや劣るものの、耐候性・耐久性に優れ、塗装対応も可能という特長があります。
一方、シリコンコーキングは純粋なシリコンゴムを主成分とするため、柔軟性と伸縮性が高く、動きのある目地や水回り環境に強いのが魅力です。ただし「塗装できない」という制約があるため、用途を誤ると後々の施工に影響する点に注意が必要です。
耐久性と価格の比較検討

耐久性の違い
変成シリコンとシリコンコーキングはいずれも高い耐久性を備えていますが、性能の方向性は異なります。
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変成シリコンは、耐候性・耐熱性に優れ、屋外環境でも長期間性能を維持できます。ただし、紫外線や風雨の影響を完全に避けることはできず、経年劣化によりひび割れや剥がれが生じる可能性があります。
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シリコンコーキングは、水回りに強く、長期間にわたって優れた防水性を発揮します。しかし、紫外線への耐性は変成シリコンよりも劣るため、屋外での使用には不向きとされています。
価格帯とコストパフォーマンス
価格面では、変成シリコンの方がシリコンコーキングより高めです。原料や製造工程の違いが理由ですが、変成シリコンは塗装が可能なため、外壁塗装の際に追加作業を省けるメリットがあり、長期的なコストパフォーマンスでは有利になるケースもあります。
一方、シリコンコーキングは安価で入手しやすく、水回りの小規模補修では非常にコスト効率が高い素材です。ただし、外壁に使用すると塗装時に除去作業が必要となり、結果的にコスト増になる可能性があるため注意が必要です。
シリコンコーキングの施工難易度

変成シリコンの施工
変成シリコンは、粘度が高く仕上げに技術を要するため、施工難易度はやや高めとされています。ヘラで均一に仕上げる必要があり、作業精度が仕上がりの美観や耐久性に直結します。さらに、塗装を行う場合は塗料との相性確認が不可欠で、対応を誤ると剥がれや変色の原因になりかねません。そのため、経験の浅い方やDIYでの施工はリスクが高く、専門業者に依頼した方が安心です。
シリコンコーキングの施工
一方、シリコンコーキングは粘度が低く扱いやすいため、比較的施工が容易です。DIYで用いられることも多い素材ですが、伸縮性が高い分、仕上がりには精度が求められる点には注意が必要です。特に、目地幅が広い場合や複雑な形状の目地では、適切な厚みや充填量を確保する技術が必要となります。施工精度が不十分だと、隙間や気泡が生じ、防水性が十分に発揮されないリスクがあります。

まとめ
変成シリコンとシリコンコーキングは、それぞれに異なる特性があり、使用する場所や目的に応じて正しく使い分けることが重要です。
変成シリコン:塗装が可能で耐候性に優れるため、外壁や屋外の補修に最適。
シリコンコーキング:耐水性・耐熱性に優れ、水回りや高温環境での使用に適している。
また、耐久性・価格・施工の難易度なども考慮し、建物の状況や将来的なメンテナンス計画に合った選択を行うことが、長期的なコスト削減と建物の寿命延長につながります。
さらに、適切なコーキング材を選んでも、施工方法を誤れば本来の性能を発揮できません。専門業者へ相談し、確実な施工を行うことが安心への近道です。
外装工事やリフォームは、信頼できる業者選びと適切な判断が重要です。
施工方法や費用を比較しながら、最適なプランを選びましょう!
屋根工事に慣れていない会社が施工をすると雨漏りにつながることもあります。
会社選定はしっかりと見極めましょう!
そして無料点検・見積もりを活用し、早めのメンテナンスを心がけましょう!
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