相手:社長が「こういう人が好き」とか、「こういう人と働くと自分もエネルギーが出る」と思うタイプを、裏表なく教えてほしいです。御社で一緒に働いてほしいのは、どんな人でしょう?
山本:前から言っているけど、大前提はポジティブな人。ネガティブが強い人が入ると周りにも伝染してしまう。ここで言うネガティブは、慎重さやリスク管理とは別物です。
相手:山社長が「この人はポジティブだな」と感じるのは、どんな時ですか?
山本:仕事では、うまくいかない・失敗・上司に叱られるなど、感情の上下がある。イヤなことも多い。そんな時に必要以上に長く沈まず、自分に言い聞かせて行動に移せる人ですね。落ち込む瞬間があるのは当然。ただ、引きずって誰かの悪口や不満ばかりになると扱いづらいし、周囲もイヤな空気になる。
落ち込んだら、ある程度で切り替えて「ここがダメだったから次はこう頑張ろう」と変換できる人がポジティブだと思う。
相手:好きなタイプをもう少し具体的に言うと?
山本:素直で、謝れる人。自分もそうありたいと思っている。至らない点があればまず謝罪し、先輩経営者からの指摘も真摯に受け止めて次の行動に移す。話を聞いておいて、後からグチグチ言う——そういうのは良くない。お客様からのクレームにも真摯に向き合い、改善しようと努力する。自分で言うのもなんだけど、素直のプリンスくらい素直だと思う(笑)。
まとめると、「素直でポジティブ、自己改善を繰り返せる人」と一緒に働きたい。
相手:そのタイプばかりだと強い組織になりそうですが、バランスは?
山本:2-6-2の法則がある。2が優秀、6が普通、2が不調。全員が2でも、その中でまた2-6-2が生じる。ネガティブな人や未熟な人も、組織として受け止めて育てていくことで全体が機能する面もある。
相手:社長に足りない要素を補完してくれる人は?
山本:自分は喋るのが得意ではない(今日はお酒のおかげで喋れているけど)。プレゼンやスピーチは努力で伸ばせると思うが、視点やスキルなど自分にないものを持っている人はありがたい。苦手なことは任せたいし、それができるのが経営者の立場。会社として弱いところ・自分の弱いところを補える人材を採用したい。
相手:採用状況は?
山本:今は求人を出していないのに応募が来る。月に30人くらい。「営業をやりたい」「施工管理をやりたい」「事務をやりたい」といった方々。なので今すぐこの職種が足りないという状況ではない。売上20億円規模の現在は、人員バランスが良い。
これから拡大するならフランチャイズで伸ばす方針。FCオーナー志望の問い合わせは募集している。本部体制は今も来ているが、もっと良くできる余地はある。
相手:山本さんは人が集まってくるタイプという印象があります。ご自身では、なぜだと思いますか?
山本:自分でも人が集まってくると感じる。自己分析した結果としては話しかけやすい尖って見えない。メディアや発信内容からも、そう見えているのかも。
——ただ、正直、浅い答えしか出ていない(笑)。
相手:大きな船(組織)はどこへ向かっている?
山本:「リフォームと言えばやまもとくん」という世界線を必ず作りたい。そのために必要なことを一歩ずつ着実に進める。
近い将来は「エコキュートのやまもとくん」など、事業別ブランドを確立。すでに太陽光・蓄電池のやまもとくんエナジーは好調。今後は「リフォームFCと言えばやまもとくん」「外構と言えばやまもとくん」「太陽光と言えばやまもとくん」「トイレリフォームと言えばやまもとくん」など、各領域でやまもとくんで完結するブランド群を作る。SNSもリフォーム領域でやまもとくんを目指す。
相手:ありがとうございました。
山本:こちらこそ、ありがとうございました。