風害(瓦屋根)

火災保険の正しい知識 風災・水災・雪災のときどうする?

「数十年に一度の強風」「総雨量1000mmの予想」「命を守る行動を」などのフレーズが今年もテレビ・新聞を賑わせました。
地球温暖化の影響なのでしょうか、年々災害の規模が大きくなっている気がします。
このような災害に「保険」はどの程度私達を守ってくれるのか、また正しい「保険」の活用法をお教えします。

まず最初に申し上げたいのは

「火災保険」=「住まいのための保険」

ということです。
どうして「火災」だけをイメージさせる「火災保険」というネーミングになってしまったのかは定かではありませんが、「火災」「風災」「水災」「雨漏り」「盗難」「破損」などをトータルに保障する「住まいのための保険」であるにもかかわらず「火災保険」と呼んでいるだけなのです。
これはかなり盲点のようで、私達のお客様でも知らない方が大半です。
保険会社はもっと周知させるべきですよね。

※ただ実際、最大手の東京海上日動では「火災保険」とは呼ばず「住まいの保険」という名称です。
https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/live/

では、実際に「風災」「水災」「雪災」などに遭ってしまった場合、どのように対応したら良いのか私達の経験から申請手続きなどを簡単にご紹介いたします。
まず、申請手続きの基本的な流れはとてもシンプルで非常に簡単です。

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そして、まず知っておいていただきたいのは

交通事故と違い、加害者は存在せず、申請はとても簡単

ということです。
警察の発行する「事故証明」が必要ない分簡単と考えていただければ分かりやすいと思います。
災害のために掛けている保険ですから、「難しいのでは」と尻込みせずに正々堂々申請しましょう。
必要書類を提出すると、保険鑑定人が現場へ調査にくることもありますが、多くは修理業者に連絡が入り、見積りの確認をし、保険金額が確定します。(1 週間ほど)

またこちらも是非知っておいていただきたいのですが

「申請代行会社」を使わない。保険は必ず自分で申請する。

ということです。
近年、「保険申請代行会社」と名乗る会社も増えてきていますが、保険会社はこれを認めておりません。
また、第三者を入れた分話しが複雑になってしまい、余計に時間がかかってしまう場合もあります。
修理業者をご自身で決められなくなったり、法外な手数料を取られたりするようですので、慎重にご判断ください。

そして

細かい損害まで補償される

ということも是非頭に入れておいてください。
「火災保険」=「火災」というイメージのせいか、「こんな細かいことは申請しちゃいけないかも」と思われる方がお客様の中にも意外に多いのです。

今まで施工させていただいたお宅の具体的な事例をご紹介すると

  • 強風により外壁に浮きが出た
  • 強風により雨樋の外れた
  • 強風によりTVアンテナが倒れた
  • 雪により雨樋が歪んだ
  • ヒョウにより屋根が凹んだ

など細かいものまで補償されますので、明らかに損害が出ている場合はもちろん、ちょっとした被害でも、折角保険に加入しているのですから積極的にご活用いただいた方がよいと思います。

やまもとくんキャラクターライオン最後に少し宣伝をさせてください。

私達、やまもとくんは災害の保険が適用になったお客様を数多く経験しております。
火災保険の請求権の時効は3年ございますので、被害に遭ってから3年以内であれば、細かい損害であっても対応できます。
不運にも災害に遭遇してしまい修理が必要な場合は、是非一度やまもとくんにご相談ください。

(台風のシーズンは終わりましたが、関東で「2月に大雪」ということも多いのでお気をつけください。)

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