ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着した屋根材です。
シート状で軽く、扱いやすい点から複雑な屋根形状に対応できるのも特徴です。
アスファルトシングルとスレートの違い
見た目が似ている「アスファルトシングル」と「スレート」ですが、どちらも形状が薄く施工しやすいなど共通点があり、違いが分かりづらい屋根材とも言われています。
〈アスファルトシングル〉
ガラス繊維でコーティングし、石粒を付着させたシート状の屋根材
〈スレート〉
セメントと繊維質を混ぜて板状に加工した屋根材
アスファルトシングルのメリット・デメリット
■メリット
・加工・施工しやすい
・割れない・錆びない
・軽量のため耐震性がある
・防水性に優れている
・価格が安価
・カラーバリエーション豊富
■デメリット
・施工経験・技術のある業者が少ない
・台風・強風に注意
・瓦・金属屋根に比べ、耐久性に劣る
・断熱性に劣る
アスファルトシングルは、カナダや米国では一般的に普及している屋根材ですが、日本での普及率は低い為、対応できる業者をしっかり確認しておくことが必要です。
近年、地震に対する意識も高まっており、耐震性を重視した住宅が注目されています。割れにくく軽量であるアスファルトシングルは、地震対策に適した屋根材といえます。
また、カラーバリエーションも豊富であり、洋風・和風問わず合わせやすい点も魅力です。