ご自宅の階段で、上り下りが辛いなと感じたことはありませんか?
階段を負担に感じる=筋力の衰えの為、安全面を考えなければなりません。
高齢者の事故発生場所で、もっとも多いのが、住宅内といわれています。またその中でも、階段での転倒事故は2割をしめています。
身体が元気なうちは、階段の手すりの有無や、滑りやすさを気にしたことは、あまりないかもしれませんが、ふとした瞬間にバランスを崩しケガをしてしまうことも少なくないのです。
事故が起きてしまう前に、階段の安全性を確認してみましょう。
階段の基準(建築基準法23条)
●階段の横幅…… 75㎝以上
●蹴上げ(けあげ)段の高さ ……23㎝以下
●踏み面(ふみづら)段の奥行き…… 15㎝以上
この建築基準法の寸法は、最低基準であるため、実際にこの最低寸法では、とても上り下りがしづらい階段になってしまいます。
上り下りがしやすい階段寸法目安として、蹴上げ18~20㎝、踏み面18㎝~20㎝ほどといわれています。
また手すりに関しても、「設けなければならない」と定められています(建築基準法25条)。
築年数の古い住宅では、手すりがついていないこともあります。
手すりをつける際のポイント
・手すりの端末部は、壁に向かって折曲がっている形状で、連続して設置するのがベストです。まれに衣服を引っ掛けてしまい、事故につながる恐れがあります。
・手すりの高さは、建築基準法では決まっていませんが、700mm~900mmで設置するのがいいといわれています。
・手すりは様々な形状がありますが、ご自身が握りやすいものを選びましょう。また、素材によっては、滑りやすい場合や、冬は冷たくなり握るのに抵抗がでてしまう方もいるので、実際に触ってから選ぶことが大切です。
階段には明るさを
住み慣れている自宅の階段でも、夜トイレにいくときや、日が暮れ始めたときは、足元が暗くなり、転倒のリスクがあがります。
最近は、手すりの下側にLEDライトが内蔵されているものが人気です。
人感センサーや明暗センサーも対応しているので、暗い中スイッチを探す手間が省けて安全性が増します。
踏板を変えて滑りにくく
靴下や、スリッパをはいていると、高齢者ではなくとも滑るときがあります。
滑らないためにも、踏板の先にシートを貼りつける方法や、既存の踏板の上に滑りにくい素材を張る工法(重ね張り)などがあります。
階段は生活に必要な動線ですので、少しでも負担をなくして転倒のリスクを減らしていきましょう。
転倒してからでは、遅いので、まだ大丈夫!と思わず、今のうちに階段の安全性を見直すことが重要です。