冬の屋根トラブルと凍結対策|放置すると雨漏りや凍害の原因に!

冬の屋根トラブルと凍結対策|放置すると雨漏りや凍害の原因に!

冬の寒さが厳しくなると、屋根の上で「霜」「氷」「雪」などが発生し、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。
特に屋根の凍結は、見た目では分かりづらいものの、放置するとひび割れ・雨漏り・凍害など深刻な被害につながることも。

この記事では、

冬に屋根が凍る仕組み

凍結によって起きるトラブルの種類

家を守るための凍結対策
を、外壁・屋根の専門店「株式会社やまもとくん」の視点で詳しく解説します。

冬に屋根が凍るのはなぜ?仕組みを理解しよう

やまもとくん

「屋根が凍るなんて本当にあるの?」と思う方も多いかもしれません。
実は、屋根全体がカチカチに凍るわけではなく、部分的に凍結するケースがほとんどです。

● 凍結の主な原因

屋根が凍るのは、屋根表面温度が0℃以下になるときに、表面の水分が凍るためです。
特に以下の条件が重なると凍結しやすくなります。

  • 夜間・早朝の気温が氷点下になる

  • 晴れた夜の「放射冷却」で表面温度が急低下

  • 北側や日当たりの悪い面に雪や水分が残る

  • 屋根材の隙間に水が溜まりやすい構造になっている

金属屋根やスレート屋根など、熱伝導率が高く冷えやすい屋根材は特に注意が必要です。

屋根凍結による代表的なトラブル3選

(1) スリップ・落雪事故の危険

凍った屋根の上は非常に滑りやすく、雪下ろしや修理作業の際に転落事故のリスクが高まります。
また、屋根に積もった雪が一気に滑り落ちることでカーポートや雨樋の破損を招くことも。

(2) 凍害による屋根材の劣化

屋根材の小さなひびや隙間に入った水分が凍ると、体積が約9%膨張します。
これが「凍害(とうがい)」と呼ばれる現象で、凍結と融解を繰り返すうちに、
スレートの欠け・瓦の割れ・塗膜の剥がれが進行してしまいます。

(3) 雨漏りの発生

凍結によって水の流れがせき止められると、融けた水が屋根材の重なり目や谷部分から逆流。
本来なら排水されるはずの水が屋根内部に入り込み、雨漏りを引き起こすことがあります。
特に「谷板金」や「棟板金」の継ぎ目は、凍結と融雪水の影響を受けやすい要注意箇所です。

屋根が凍りやすい場所と条件

屋根全体が均一に凍ることはほとんどありません。
凍結が起きやすいのは、以下のような冷えやすく水が溜まりやすい場所です。

凍結しやすい箇所 主な理由
北面の屋根 日当たりが悪く、融けにくい
谷部分(屋根の合流部) 水が集まりやすい構造
軒先・雨樋周辺 気温が低く、氷柱ができやすい
金属屋根の継ぎ目 放熱しやすく冷却されやすい
屋根裏の断熱不十分な箇所 室内との温度差が激しく結露が発生

これらの箇所は、冬前に重点的に点検・メンテナンスしておくと安心です。

凍結を防ぐための5つの対策

屋根の凍結は完全に防ぐことは難しいですが、適切な施工・塗装・点検で被害を最小限に抑えられます。

(1) 防水性を高める塗装を行う

屋根材の表面を保護するトップコートや遮熱・断熱塗料を使用すると、
水の浸透を防ぎ、凍害を大幅に抑えることができます。

特にやまもとくんオリジナルの
👉 「HOWEVER COAT+20」(ハウエバーコートプラス20)は、
高硬度ガラスコーティングにより塗膜の劣化を防ぎ、
凍結・紫外線・酸性雨にも強い耐久性を実現します。
耐候年数は20年以上を目指したプレミアム仕様です。

(2) 屋根の断熱・換気を改善する

屋根裏の温度差を抑えることで、結露や霜の発生を防ぎます。
特に古い住宅では、断熱材の補強や小屋裏換気の見直しが効果的です。

(3) 雪止め金具を設置する

屋根の雪が一気に滑り落ちると、凍った塊が落下して事故を起こす危険があります。
雪止め金具を設置することで、屋根上の雪や氷を少しずつ融かしながら安全に排水できます。

(4) 雨樋・谷部分の詰まりを解消

落ち葉やゴミで詰まった雨樋は、水の流れを妨げて凍結の原因になります。
秋のうちに清掃を行い、排水ルートを確保しておくことが大切です。

(5) 冬前の点検・ドローン調査を実施

高所の屋根を直接点検するのは危険です。
やまもとくんでは無料ドローン点検を実施中!
普段見えない屋根の状態を高解像度写真で確認でき、
ひび割れ・ズレ・浮きなど凍結リスク箇所を事前に発見できます。

屋根凍結を放置するとどうなる?

雹の影響で損害が出た屋根・棟板金

屋根の凍結を放置すると、以下のように被害が連鎖していきます。

  1. 小さなひびや塗膜剥がれが発生

  2. 水分が入り込み凍害が進行

  3. 雨漏りや内部腐食が始まる

  4. 結果的に屋根の葺き替えが必要に…

凍結被害は「最初は小さな劣化」から始まります。
見た目が変わらなくても、内部では劣化が進行しているケースも多いため、
冬前または冬明けの点検を毎年行うのが理想です。

まとめ|冬の凍結は事前のメンテナンスで防げる!

冬の屋根トラブルは、ほとんどが「凍結」「結露」「雪害」が原因です。
しかし、正しい知識と事前の点検があれば、被害を防ぐことは十分可能です。

屋根は部分的に凍ることがある

凍害・雨漏り・落雪事故につながる可能性がある

塗装・断熱・排水・点検の4つの対策で大幅にリスク軽減

冬前に無料ドローン点検を依頼するのが効果的

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