マンション型枠

RC構造とは?!

家を建てるときや、リフォームを検討しているときに、『RC構造』とういう文字をみたことはありませんか??

一見難しそうに見えますが・・・
RC構造とは、Reinforced Concrete の略で、日本語訳にすると、『鉄筋コンクリート』という意味になります。

ちなみにRC構造の他にも、
W造(Wood)⇒木造
S造(Steel)⇒鉄骨造
SRC造(Steel Reinforced Concrete)⇒鉄筋鉄骨コンクリート造
などの表記があります。

今回は、RC構造についてご紹介いたします。

RC構造は、簡単に説明すると、梁や柱、壁、床が鉄筋とコンクリートで構成されており、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固めた構造を指します。
鉄筋は、引っ張る力には強いのですが、熱に弱くサビやすい特徴があり、
コンクリートは、熱に強く、引っ張る力に弱いという特徴があります。この2つの性質を組み合わせることにより、安全性の高い構造になっています。

【RC構造のメリット】

RC構造は、『耐久性』・『耐震性』・『断熱・気密性』・『耐火性』・『遮音性』に優れています!
コンクリートと鉄筋を組み合わせていることにより、圧縮力と引張力どちらにも強い為、大震災でも被害が少なかったのはRC構造の住宅と言われているほどです。またコンクリートが遮音効果を発揮するので、小さいお子様がいるご家庭や、楽器をご自宅で演奏される方にも、周囲を気にすることなく過ごすことが出来ます

【RC構造のデメリット】

RC構造の住宅は、コンクリートや鉄筋を使うため、非常に重くなります。その為、土地によっては地盤の強化をしなければならない場合もあります。
また、木造や、S造に比べると、建築費用が高くなってしまうことや、気密性の高さゆえに、結露が発生しやすいというデメリットもあります。
空気の入れ替えを定期的に行うか、換気システムを導入することで、解決します。

間取り

【RC構造の住宅リフォームをする場合】

RC構造には、『ラーメン構造』『壁式構造』の2つの組方があり、リフォームをするにあたって自由度が異なります。※ちなみにラーメン構造のラーメンとは、ドイツ語のRahmen(枠・額縁)の意味からきています

●ラーメン構造‥‥梁と柱で骨組みをつくった構造。梁と柱の接合部を剛接合することにより、耐震性を高めています。戸建ての場合は、一番外側の壁、マンションの場合は、隣の家との境目の壁以外は、簡単に取り払うことができるので、リフォームをする際に間取りの変更がしやすくなります。

●壁式構造‥‥ラーメン構造と違い、梁と柱がなく、床・天井・壁の計6枚の壁で構成されています。その為、スッキリとした空間になり、家具の配置がしやすいことが特徴です。
しかし、構造上、一定の壁量が必要の為、簡単には間取りを変更することが難しくなります。

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このように構造によってリフォームの仕方が変わってきます。将来的にリフォームをご検討されている場合は、お住まいがどのような構造なのか確認しておきましょう。

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