外壁で人気の吹き付けタイルとは?特徴・耐用年数・補修方法まとめ

外壁リフォームで人気の吹き付けタイルとは?特徴・耐用年数・補修方法まとめ

吹き付けタイル外壁ってどうなの?選び方とメンテナンスの基本をプロが解説
外壁のリフォームやメンテナンスを考え始めたとき、「どの外壁材を選べばいいのか分からない…」と悩む方は少なくありません。耐久性や見た目、メンテナンス性など、比較ポイントが多すぎて迷ってしまうのは当然です。

そこで今回ご紹介するのが、独特な凹凸模様と重厚感のある仕上がりが魅力の「吹き付けタイル」外壁。モルタル壁などに仕上げ塗材を吹き付けて仕上げる工法で、戸建て住宅をはじめ多くの建物で採用されています。

ただし、見た目の美しさだけで選んでしまうと、後悔につながることも…。吹き付けタイルには、見落とされがちなデメリットや注意点もあるため、しっかりと理解しておくことが大切です。

この記事では、吹き付けタイルの特徴・メリット・デメリットを整理しつつ、長持ちさせるための正しいメンテナンス方法までプロの視点でわかりやすく解説します。

・吹き付けタイルに向いている住宅とは?

・どんなメンテナンスが必要?

・吹き付けタイルは塗り替えできるの?

そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

吹き付けタイルとは?特徴・仕上がり・他工法との違いを解説

■ 吹き付けタイルの定義と特徴

吹き付けタイルとは、モルタル外壁の仕上げ工法のひとつで、名前に「タイル」とあるものの、実際にはタイルを貼るのではなく、スプレーガンを使って塗装材を吹き付ける塗装仕上げの一種です。

この工法は、以下のような3層構造で仕上げられ、「複層仕上塗材」として分類されます。

下塗り

主材(中塗り)

♦ 上塗り(トップコート)

一般的な吹き付け塗装の一種である「リシン」や「スタッコ」とは異なり、吹き付けタイルには骨材(砂などの粒子)を含まないのが特徴です。そのため、表面は凹凸がありながらも滑らかで、まるで陶器のような上品な質感に仕上がります。

仕上げ方法は主に2種類あり、

・ 表面をローラーで抑える「押さえ仕上げ」

・ 凹凸をそのまま活かす「吹き放し仕上げ」

が選べます。特に「押さえ仕上げ」は、光沢感や均一な質感を重視する住宅でよく採用されています。

多くの戸建住宅やマンションで見られる仕上げ方法のため、「見たことはあるけど名称は知らなかった」という方も多いかもしれません。

「ボンタイル」との違い

吹き付けタイルと混同されやすい用語に「ボンタイル」があります。これは、1963年に旧西ドイツから導入された塗装材のブランド名であり、当初は内外装用の汎用仕上げ材として日本国内でも広く普及しました。

その施工方法が吹き付けタイルと非常に似ていたため、次第に名称が混在。現在では、吹き付けタイルとボンタイルはほぼ同義語として使われるのが一般的です。

ただし、正確には「ボンタイル=特定メーカーの商品名」、「吹き付けタイル=施工方法・仕上げの総称」という関係になります。

吹き付けタイルの主なメリット

吹き付けタイルが外壁材として多く採用されているのは、意匠性・機能性・施工性のバランスが優れているためです。以下に代表的なメリットをご紹介します。

やまもとくん

1. デザインバリエーションが豊富

スプレーガンのノズルの種類や吹き付け圧、仕上げ方法によって、無数の模様・テクスチャを演出できるのが大きな魅力です。和風・洋風を問わず、さまざまな建築デザインに対応可能です。

2. 塗膜が丈夫で美観が長持ち

3層構造で仕上げられるため、耐久性が高く、ひび割れや汚れにも強いのが特徴です。定期的なメンテナンスを行えば、美しい外観を10年以上保つことも可能です。

3. 施工効率が高くコストパフォーマンスに優れる

スプレーガンを使用するため、広い面積を短時間で施工できるのも魅力のひとつ。ローラー工法と比べて、職人の手間が軽減され、施工コストも抑えられるケースが多いです。

吹き付けタイル外壁のメリットとは?

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1. 優れた耐久性と耐候性

吹き付けタイルの最大の特徴は、3層構造による厚みのある塗膜にあります。この構造が、紫外線・雨風・気温の変化といった外的ストレスから外壁をしっかりと保護してくれます。

ただし、使用する塗料のグレードによって耐用年数には差が出るため、以下のような目安を参考にしてください。

ウレタン塗料:約6~10年

◊ シリコン塗料:約8~15年

♦ フッ素塗料:約15~20年

耐久性の高い塗料を選ぶことで、メンテナンスの回数を減らし、長期間にわたって美観を維持できます。さらに、定期的な点検や適切なメンテナンスを行えば、想定以上に長持ちさせることも可能です。

2. デザイン性の高さと意匠の自由度

吹き付けタイルは、デザインの自由度が高い外壁材としても知られています。

スプレーガンの噴射圧・ノズルの形状・塗料の粘度などを調整することで、さまざまな凹凸模様や質感を表現でき、建物ごとの個性を演出することができます。また、豊富なカラーバリエーションにも対応しており、和風・洋風どちらの住宅スタイルにも馴染みやすいのが特徴です。

さらに、滑らかな表面仕上げにすることで、汚れが付着しにくく、目立ちにくいという機能面でのメリットもあります。これは美観を長く保ちたい方にとって、大きな安心材料となるでしょう。

3. 施工効率の良さとコストパフォーマンス

吹き付けタイルは、スプレーガンによって広範囲を一気に施工できるため、ローラー塗りなどと比べて短時間で作業が完了しやすく、全体の工期短縮につながる点が大きな強みです。

その結果、職人の稼働日数を減らせることで施工コストも抑えられるため、予算重視の外壁リフォームにおいても高い支持を得ています。

ただし、仕上がりの美しさは職人の腕に大きく左右されるため、経験豊富で技術力の高い業者に依頼することが非常に重要です。模様の均一性や塗膜の厚さを正確にコントロールできるかどうかで、仕上がりと耐久性に大きな差が出ます。

吹き付けタイルのメンテナンス|時期・費用・方法を徹底解説

1. メンテナンスの時期|目安は8〜10年、劣化サインは早期対応を

吹き付けタイルの外壁は、一般的に8〜10年を目安にメンテナンスを行うのが理想とされています。ただし、以下のような劣化の兆候が現れた場合は、年数に関わらず早めの対応が必要です。

♦ チョーキング現象(外壁を触ると白い粉が手に付く)

◊ カビ・コケの発生

♦ ひび割れや塗膜の剥がれ

◊ 色あせや艶の消失

これらは防水性能の低下や美観の劣化のサインであり、放置すると雨漏りや外壁内部の劣化につながる可能性もあります。劣化を早期に見極め、計画的なメンテナンスを実施することが、建物を長持ちさせるポイントです。

2. メンテナンス費用|30坪の戸建てで約80~140万円が相場

吹き付けタイル外壁の再塗装にかかる費用は、住宅の規模・使用する塗料・劣化状況などによって異なります。たとえば、30坪の2階建て住宅を例にすると、以下のような費用感になります。

♦ 相場:80万円〜140万円程度

・ ※足場代・高圧洗浄・下地補修・塗料代・工賃込みの目安

使用する塗料のグレードによって金額は上下し、ウレタン塗料は比較的安価ですが耐久年数は短く、フッ素塗料や無機塗料は高価でもメンテナンス頻度が少なく済むため、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れていることもあります。

3. 必要なメンテナンス方法|汚れ落としから再塗装までの流れ

吹き付けタイル外壁の主なメンテナンスは、以下の通りです。

♦ 高圧洗浄・クリーニング

軽度の汚れであれば水洗いでも対応可能ですが、頑固なコケ・油汚れなどには専用洗剤や高圧洗浄が有効です。
定期的な洗浄を行うことで、塗膜の劣化を防ぎ、美観を維持できます。

♦ 補修・再塗装

・ ひび割れ・塗膜の剥がれが見られる場合は、部分補修または全面再塗装が必要です。

・ 再塗装時は、まず丁寧な高圧洗浄で既存の汚れや脆弱な塗膜を除去。

その後、外壁の状態に合わせた下塗り材(シーラー・フィラーなど)を使用し、上塗りに進みます。

塗料選定だけでなく、「下地処理」や「塗り重ねの厚さ」といった施工品質も仕上がりの美しさと耐久性を左右する重要なポイントです。

4. 業者選びの重要性|仕上がりと耐久性は職人の腕次第

吹き付けタイルは、仕上がりに高度な技術が求められる施工法です。均一な凹凸模様や美しい光沢を再現するには、豊富な経験と専門知識を持った職人が不可欠です。

信頼できる業者を選ぶ際は、以下の点をチェックしましょう:

♦ 施工実績が豊富か

◊ 事前点検と見積もりが丁寧か

♦ 使用する塗料の種類と工程が明確か

◊ アフターサポートや保証が充実しているか

やまもとくんでは、23,000棟を超える施工実績と第三者検査体制により、高品質な外壁メンテナンスをご提供しています。無料のドローン点検や写真報告書も対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

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まとめ|吹き付けタイルの魅力と長く美観を保つためのポイント

吹き付けタイルは、凹凸のある独特の質感と滑らかな表面仕上げが魅力の外壁材です。デザインの自由度が高く、重厚感のある外観を演出できることから、多くの住宅で採用されています。加えて、3層構造による高い耐久性・耐候性も兼ね備えており、長期的な外壁保護に適した選択肢といえるでしょう。

一方で、美観と機能性を維持するためには、定期的な高圧洗浄や再塗装などのメンテナンスが欠かせません。メンテナンスのタイミングは使用塗料や劣化状況によって異なりますが、8〜10年ごとの点検・補修がひとつの目安となります。

また、施工の仕上がりや耐久性は、業者の技術力に大きく左右されるため、実績や信頼性のある施工会社に依頼することが重要です。事前調査から施工完了まで一貫して丁寧に対応してくれる業者を選ぶことで、トラブルのリスクを最小限に抑えられます。

吹き付けタイルの魅力を最大限に引き出すには、「定期的な点検」と「適切なメンテナンス」、そして「信頼できる業者選び」の3つがカギです。これらを意識することで、住まいの外観と資産価値を長く維持することができます。

外装工事やリフォームは、信頼できる業者選びと適切な判断が重要です。
施工方法や費用を比較しながら、最適なプランを選びましょう!

屋根工事に慣れていない会社が施工をすると雨漏りにつながることもあります。
会社選定はしっかりと見極めましょう!
そして無料点検・見積もりを活用し、早めのメンテナンスを心がけましょう!

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