間取り変更後…壁を撤去した場合の耐震性は?

リフォームをする際、間取りの変更を希望される方も多いと思います。
お子様が成人し家を出られた後など、壁を撤去し部屋を1つにすることで、広々としたお部屋作りが可能になります。
しかし、壁を撤去したあとの耐震性は大丈夫なのか、とても気になりますよね。
撤去できる壁と出来ない壁があるので、撤去した場合、どのような影響があるのかご紹介いたします。

まずマンションの方は事前に、管理会社へご連絡ください。
マンションの基本的な構造は鉄筋コンクリートなので、木造の住宅より間取りの変更は比較的しやすくなっていますが、天井、床下、壁の内部構造は必ずしっかりと確認しておきましょう。

では、撤去出来ない壁はどの部分になるのでしょうか?

●筋交い壁

筋交いとは、建物の耐震を強くする為に、柱と柱の間に斜めに交差させてとりつけた木材です。
木造住宅の場合、筋交いは耐震上重要な役割を果たしており、こちらを撤去することはできません。
この壁は見た目ではわからない為、撤去可能かどうかは図面の確認が必須です。

●面材耐力壁

筋交いと同じく、耐震性を高める壁で、面材を壁全体に施工する方法の耐力壁です。
こちらも耐震性に影響を及ぼすので、撤去することはできません。

万が一、耐力壁を撤去してしまうと、耐震性が弱まり、徐々に歪がでて家の傾きなどにつながる場合もあります。
ですので、こうならない為にも、設計図で構造をしっかりと確認することが大切です。

壁撤去の工期はどのくらい??
壁の撤去だけであれば、意外と短く、4~6日ほどが目安となっています。
仕上げの工事をする場合も+3日ぐらいで行うことが出来ます。


また、費用は壁撤去のみですと比較的安くすみますが、一緒にフローリングとクロスの張替えや引き戸の取り付けを行うなど、方法によって費用が異なってきますので、見積をもらい検討することをオススメします。

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