しかし、気づいた時には、劣化が進み大掛かりなリフォームになってしまった!なんてことも!!
そうならないためにも、定期的に点検が必要です。屋根が劣化してくるとどのような症状がでてくるのか、またその原因をご紹介いたします。
【主な症状と原因】
●コケ・カビ・藻の発生
コケやカビ・藻が発生しているのは、塗装の防水性が切れてきたサインです。
屋根材が雨を吸収してしまっている為、日当たりの悪いところでは、コケやカビなどの発生につながります。
●ひび割れ・反り曲がり
塗装の防水性がきれると、屋根材が雨などの水分を吸収し、膨張します。
そして、太陽の光によって乾燥し収縮。この膨張と収縮の繰り返しによって屋根材が耐え切れず、ヒビ割れ・反り曲がりが生じます。この症状を放置すると、隙間から雨が建物内部に入り、木材の腐敗や、雨漏りの原因につながります。
●棟板金の歪み・釘の浮き
棟板金とは、屋根と屋根が合わさっている部分を留めている金属部分です。板金の歪みや浮き上がりがあると、雨水が浸入しこちらも雨漏りの原因になります。
この歪みや浮き上がりの原因としては、固定している釘の劣化や、強風、下地の木材が収縮を繰り返すことで発生します。
上記のような症状がでていたら、メンテナンスのサインです!
【屋根リフォームの施行方法】
施工方法は、主に3パターン!
■塗り替え工事
既存の屋根材に塗装をする方法。屋根材や下地がさほど傷んでいない場合に行える方法です。
塗料の色褪せや、剥げて防水効果がなくなってきたら、塗り替えがオススメ!
屋根を高圧洗浄し、汚れを落とした後、下塗り⇒中塗り⇒上塗りと塗装していきます。
比較的、安価でできるメンテナンス方法です。塗料の樹脂によっても特徴があるので、業者としっかりと話しあって決めていきましょう!
■重ね葺き工事(カバー工法)
既存の屋根に、新しい屋根材を重ねていく方法です。屋根材が劣化して、塗り替えができないものの、下地は使える場合に行われます。
既存屋根の撤去や処分がないため、葺き替え工事よりかは、安価で行えます。
また、屋根が二重になるので、断熱性や遮音性がアップします。
■葺き替え工事
既存の屋根を撤去し、新しい屋根材を施工していきます。屋根材、下地共に劣化している場合に行われます。
3つの工法の中で、一番費用がかかりますが、屋根材を一度とることで、下地補修や点検も行えますし、屋根材を軽くすることにより、耐震性をあげることができます。