基礎コンクリート塗装の全知識|メリット・デメリット・施工方法!

基礎コンクリート塗装の全知識|メリット・デメリット・施工方法まとめ

家の「基礎」、気にかけていますか?
普段あまり意識しないかもしれませんが、基礎コンクリートは建物全体を支える、いわば“家の土台”。風雨や湿気にさらされ、目に見えないところでじわじわと劣化が進んでいる可能性があります。

外壁や屋根と違って、基礎のメンテナンスは後回しにされがちですが、放置すれば建物全体の耐久性や安全性に関わることも。

この記事では、基礎コンクリートに塗装は必要なのか? という疑問に答えるべく、塗装のメリット・デメリット、そして正しい施工方法まで、専門的な視点でわかりやすく解説します。

基礎コンクリート塗装のメリット

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■ 耐久性の向上|劣化を防ぎ、構造を守る

基礎コンクリートは、雨水や紫外線、凍結・融解といった自然環境の影響を常に受けています。これらが原因となり、ひび割れ・剥離・中性化などの劣化現象が進行すると、建物全体の耐久性にも悪影響を及ぼします。

塗装によってコンクリート表面を保護することで、これらのダメージを効果的に抑制できます。特に防水性と透湿性を両立した塗料を使えば、雨水の侵入を防ぎつつ、内部の湿気を逃がすことも可能。さらに、ひび割れに追従できる弾性塗料を選べば、微細なクラックにも柔軟に対応できます。

■ 美観の向上|見た目の清潔感を取り戻す

長年風雨にさらされた基礎部分は、汚れやカビ、コケの付着によって黒ずみ、見た目の劣化が目立ちやすい箇所です。塗装を施すことで、こうした汚れをカバーし、新築時のような清潔感のある外観を取り戻すことができます。

最近では、石目調や大理石風などデザイン性に優れた塗料もあり、外観の雰囲気に合わせた仕上げも可能です。建物全体の統一感が生まれ、外観の印象を大きくアップさせることができます。

■ 資産価値の維持・向上|見えない部分で差がつく

外壁や屋根と同様、基礎の状態も住宅の資産価値に影響を与える重要なポイントです。基礎がきれいに保たれていれば、建物全体が丁寧に管理されているという印象を与え、売却時などにもプラス査定が期待できます。

また、定期的な塗装メンテナンスによって劣化を防ぐことで、将来的な大規模修繕のリスクやコストを抑えることにもつながります。見た目だけでなく、建物の「健康寿命」を延ばす投資としても有効です。

基礎コンクリート塗装のデメリットと注意点

■ 費用と施工期間がかかる

基礎塗装には、塗料代・施工費用・足場代など、一定のコストがかかります。また、施工には下地処理や乾燥時間も含めて数日以上の工程が必要となるため、ある程度の期間も見込んでおく必要があります。

ただし、外壁塗装や屋根塗装とあわせて施工することで、足場代を共用できるなど費用を抑えることも可能です。無駄なく効率的に行うためには、事前の業者との綿密な打ち合わせと見積もり取得が重要です。

■ 天候に左右されやすい

基礎コンクリートの塗装は、天候条件に大きく影響される作業です。雨天や強風、高湿度の日は施工ができないため、スケジュールの遅延が発生する可能性があります。

特に梅雨や台風シーズンは注意が必要で、施工のタイミングを誤ると予定より大幅に長引くことも。塗装の品質を保つためにも、気候条件を見極めた施工時期の選定が欠かせません。業者と相談しながら、天気の安定した季節に計画を立てるのが理想的です。

■ 下地処理が仕上がりを左右する

塗装の性能や耐久性を最大限に引き出すには、下地処理の質が非常に重要です。コンクリート表面に汚れやカビ、ひび割れが残ったままだと、塗料が密着せず、剥がれや浮きの原因になります。

具体的には、高圧洗浄での汚れ除去、ひび割れ補修、脆弱部の除去・整形などを丁寧に行う必要があります。これらを怠ると、せっかくの塗装も短期間で劣化し、「やらなければよかった…」と後悔する結果に。

信頼できる業者を選び、下地処理の工程までしっかり説明してくれるかを確認しましょう。

基礎コンクリート塗装の適切な施工方法

冬のダメージを受けた外壁のひび割れ

■ 塗装前の下地処理|仕上がりを左右する重要工程

基礎塗装の品質は、下地処理の丁寧さで決まると言っても過言ではありません。まずは基礎コンクリートの状態をしっかりと確認し、ひび割れ・欠損・汚れ・白華(エフロレッセンス)などの劣化症状を把握します。

その後、高圧洗浄機による汚れ落としを実施。コケやホコリ、油分などを確実に除去します。
洗浄後は、コンクリート内部に残った水分をしっかり乾燥させることが不可欠です。湿った状態で塗装を行うと、密着不良や膨れ・剥離の原因になります。
必要に応じて、ひび割れ補修や下地調整材の使用も検討しましょう。

■ 適切な塗料の選定|基礎専用塗料で耐久性を確保

基礎部分は土に近く、湿気や雨水の影響を特に受けやすい環境です。そのため、使用する塗料も、外壁用ではなく基礎専用の塗料を選ぶ必要があります。

おすすめは、以下の性能を備えた塗料です:

・防水性:雨水の浸入を防ぐ

・透湿性:コンクリート内部の湿気を外に逃がす

・柔軟性(追従性):微細なひび割れに対応できる

・耐アルカリ性:コンクリートとの相性が良く、劣化しにくい

また、近年ではデザイン性の高い仕上げ(石目調・マット仕上げなど)も可能な製品が登場しています。外観にこだわる方は、色味や質感も含めて業者と相談しながら選定すると良いでしょう。

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■ 塗装の手順と注意点|3回塗りが基本

基礎塗装は、一般的に「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程で行われます。

1.下塗り(プライマー)
→ コンクリートとの密着性を高める役割

2.中塗り
→ 塗膜を形成し、防水・保護層をつくる

3.上塗り
→ 表面の美観と仕上げ。耐候性の確保

使用する塗料や現場の状況により、ローラー・刷毛・スプレー工法(エアレス)などの手段を使い分けます。作業中は養生(飛散防止)をしっかりと行い、近隣や他の部材への影響を防ぐことが重要です。

また、各工程間では塗料の乾燥時間を十分に確保し、次の工程に進む前に塗膜が完全に硬化していることを確認しましょう。仕上げ後は、道具類の洗浄・清掃も忘れずに行います。

まとめ|基礎塗装は見えない安心を守る大切なメンテナンス

基礎コンクリートの塗装は、建物の耐久性を高め、美観を保ち、資産価値の維持・向上にも貢献する重要なメンテナンスです。
一方で、施工には費用や期間がかかること、天候に左右されやすいこと、そして下地処理の質が仕上がりに大きく影響することなど、注意すべき点もあります。

しかし、これらのリスクは適切な塗料選定と確かな施工技術によって十分にカバー可能です。施工前には、基礎の状態をしっかり確認し、信頼できる業者とともに最適な施工計画を立てましょう。

また、定期的な点検とメンテナンスの積み重ねが、住宅全体の長寿命化にもつながります。
「見えない部分だからこそ、きちんと手をかける」――それが、家を守るための本質的な姿勢です。

不安や疑問がある場合は、基礎塗装に精通した専門業者に相談することが、失敗しない第一歩です。

外装工事やリフォームは、信頼できる業者選びと適切な判断が重要です。
施工方法や費用を比較しながら、最適なプランを選びましょう!

屋根工事に慣れていない会社が施工をすると雨漏りにつながることもあります。
会社選定はしっかりと見極めましょう!
そして無料点検・見積もりを活用し、早めのメンテナンスを心がけましょう!

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