エアコンの室外機が浸水したら使って大丈夫?水害後の注意点
- リフォームの基礎知識
大雨や台風で庭やベランダに置いていたエアコンの室外機が水に浸かってしまうことがあります。「見た目は壊れていなさそうだから、このまま使っても大丈夫だろう」と考えてしまいがちですが、浸水した室外機をそのまま使用するのは危険です。
この記事では、浸水した室外機を使ってはいけない理由と、使用を再開する前に確認すべきこと、そして今後の浸水を防ぐための対策までを解説します。
浸水した室外機をすぐに使ってはいけない理由
室外機の内部には、電気系統や基板など、水に弱い部品が多く組み込まれています。浸水した状態で電源を入れると、故障だけでなく、感電やショートによる火災につながる恐れもあります。
見た目に破損がなくても、内部に水や泥が入り込んでいる可能性があります。「動くかどうか試してみる」という判断は避け、まずは電源を入れずに状態を確認してください。
浸水した室外機の電源を無理に入れるのは危険です。感電やショートによる火災のおそれがあるため、まずはブレーカーを落とし、専門業者に点検を依頼してください。
浸水後に確認すべきこと
- 電源を入れずに様子を見る
室外機が水に浸かったことが分かったら、無理に動かそうとせず、電源プラグやブレーカーの状態を確認してください。すでに運転中だった場合は、安全のためブレーカーを落としておくと安心です。 - 販売店・施工業者に相談する
自己判断で分解したり、内部を確認したりするのは危険です。購入した販売店やエアコンを設置した施工業者に連絡し、点検を依頼してください。メーカー各社も、災害時のトラブルは自分で対処せず専門窓口へ相談するよう呼びかけています。 - 異音や異臭がないか確認する
電源を入れる前の段階で、室外機から普段と違う臭いがしないか、周辺に破損がないかを目で見て確認しておくと、業者への説明もスムーズになります。実際に運転してから「カラカラ」「カタカタ」といった異音がする場合は、内部のファンが破損している可能性もあるため、無理に使い続けないようにしてください。
点検・修理にかかる費用の目安
室外機の浸水トラブルは、清掃で済むケースと、部品交換や本体交換が必要になるケースとで費用が大きく変わります。あるニュース番組の取材では、清掃であれば1万円前後、交換が必要な場合は数十万円かかることもあると紹介されていました。
| 対応内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 清掃のみで済む場合 | 1万円前後 |
| 部品交換・本体交換が必要な場合 | 数十万円 |
浸水の程度によって必要な対応が異なるため、まずは点検を受けたうえで、清掃で済むのか、交換が必要なのかを確認することが大切です。
今後の浸水を防ぐためにできること
室外機をかさ上げする
室外機の設置場所によっては、ベランダの排水溝が落ち葉やゴミで詰まり、水はけが悪くなって浸水につながることがあります。ブロックなどで室外機を数センチかさ上げしておくだけでも、浸水のリスクを下げる対策になります。
土のうや室外機用カバーを活用する
大雨が予想される際は、室外機の周囲に土のうを置いておくと、水が直接入り込むのを防ぎやすくなります。市販の室外機用カバーも浸水対策に有効ですが、カバーを掛けている間はエアコンを使用しないようにしてください。
排水経路の掃除をしておく
ベランダや室外機周辺の排水溝にゴミや落ち葉が溜まっていないか、大雨が来る前に確認しておくことも、浸水を防ぐ簡単な対策のひとつです。
かさ上げ・土のう・カバーは、いずれも大がかりな工事なしで今日からできる対策です。台風シーズン前に一度、室外機まわりを見直しておくと安心です。
まとめ
エアコンの室外機が浸水した場合、見た目に異常がなくても、そのまま使用するのは危険です。まずは電源を入れずに状態を確認し、販売店や施工業者に点検を依頼してください。
普段からのかさ上げや土のう、室外機用カバーといった備えも、次の大雨に向けた有効な対策になります。室外機だけでなく、外壁や住まい全体の水害対策・修理についても、早めに専門家へ相談しておくと安心です。