太陽光発電のデメリットは?設置して後悔しないための注意点を解説
- コラム
太陽光発電は、電気代の削減や自家消費などが期待できる一方で、設置前に確認しておきたいデメリットもあります。
「太陽光発電を設置して後悔しないだろうか」「本当に元が取れるのだろうか」「自分の家の屋根でも大丈夫なのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
太陽光発電の向き・屋根の状態・日当たり・電気の使い方などによって、設置後の発電量や収支は変わります。
この記事では、太陽光発電の主なデメリットから、設置前に確認しておきたいポイント、向いていないケースまで分かりやすく整理します。
太陽光発電のデメリット|まず確認したいポイント
太陽光発電を検討するときは、設備の価格だけで判断するのではなく、自宅の屋根や電気の使い方まで含めて考える必要があります。
| 確認したいこと | 注意するポイント |
|---|---|
| 初期費用 | 設備費用や工事費用など、最初に必要な費用を確認します。 |
| 屋根の状態 | 太陽光発電を設置する前に、屋根の状態を確認する必要があります。 |
| 屋根の向き・日当たり | 屋根の向きや周囲の建物・樹木などによって発電量が変わる場合があります。 |
| 発電量 | 天候や季節によって発電量が変わります。 |
| 収支 | 設置費用だけでなく、自家消費や売電などを含めて考える必要があります。 |
| 将来のメンテナンス | 太陽光パネルだけでなく、周辺機器についても確認しておきましょう。 |
太陽光発電の主なデメリット
1.初期費用がかかる
太陽光発電を設置するには、太陽光パネルなどの設備費用だけでなく、設置工事にかかる費用も必要になります。
そのため、「電気代が安くなるからすぐに元が取れる」と考えるのではなく、最初に必要になる費用と、その後の電気代削減や売電などを合わせて考えることが大切です。
2.天候や季節によって発電量が変わる
太陽光発電は太陽の光を利用するため、天候や季節によって発電量が変わります。
晴れている日と曇りや雨の日では発電量が異なり、年間を通して同じ量の電気を発電できるわけではありません。
太陽光発電を検討するときは、設備容量だけを見るのではなく、自宅の屋根の条件をもとにした発電量のシミュレーションを確認しましょう。
3.屋根の条件によって向き・不向きがある
太陽光発電は、どの住宅に設置しても同じように発電できるわけではありません。
屋根の向きや角度、周囲の建物や樹木による影、設置できるスペースなどによって、発電量が変わる場合があります。
4.設置前に屋根の状態を確認する必要がある
太陽光パネルを設置する場合は、パネルを載せる屋根の状態も確認しておきたいポイントです。
屋根に劣化が進んでいる場合などは、太陽光発電の設置だけを先に考えるのではなく、屋根の状態や今後のメンテナンスについても検討する必要があります。
太陽光発電を設置すれば必ず問題が起こる、ということではありません。住宅の状態や施工方法などによって注意点が異なるため、設置前に屋根の状態を確認しておきましょう。
また、屋根の下地が傷んだ状態でパネルを設置すると、将来的に屋根を補修・葺き替える際にパネルの脱着作業が必要になり、工期や費用が余分にかかるケースもあります。設置前の屋根チェックについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
5.発電量だけで「元が取れる」と判断できない
太陽光発電を検討するときに気になるのが、「何年で元が取れるのか」という点です。
しかし、回収期間はすべての住宅で同じになるわけではありません。
設置費用だけでなく、屋根の条件、発電量、電気の使用量、自家消費する電気の量、売電など、さまざまな条件によって収支が変わります。
そのため、一般的な数字だけを見るのではなく、自宅の条件に合わせたシミュレーションを確認することが重要です。回収期間の考え方や売電価格の動向については、こちらの記事も参考になります。
6.メンテナンスや機器交換について考えておく必要がある
太陽光発電は設置して終わりではありません。
太陽光パネルだけでなく、パワーコンディショナなどの周辺機器についても、将来的な点検や交換について考えておく必要があります。
設置費用だけでなく、長期的にどのような維持管理が必要になるのかを確認しておきましょう。メンテナンスの頻度や費用の目安については、こちらの記事で解説しています。
7.売電だけを前提にしないほうがよい
太陽光発電で作った電気は、自宅で使う方法と売電する方法があります。
売電だけを前提に収支を考えるのではなく、自宅でどれくらい電気を使うのか、自家消費によってどのようなメリットが期待できるのかも確認しましょう。
8.蓄電池を導入する場合は追加費用が必要になる
太陽光発電と一緒に蓄電池を導入する方法もありますが、蓄電池は別の設備になるため、導入する場合は追加の費用が必要になります。
「太陽光発電を設置するなら蓄電池も必ず必要」というわけではありません。家庭の電気使用状況や太陽光発電の使い方などを考えて、自宅に合うかを検討しましょう。
太陽光発電はやめたほうがいい?向いていないケース
太陽光発電のデメリットを調べていると、「太陽光発電はやめたほうがいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。
ただし、太陽光発電が向いているかどうかは住宅によって異なります。
例えば、次のような場合は、設置を急がずに一度確認しておきたいところです。
- 屋根の状態に不安がある
- 周囲の建物や樹木による影が多い
- 太陽光パネルを設置できるスペースが限られている
- 初期費用を含めた収支が合わない
- 自宅の発電量を確認せずに契約しようとしている
- 将来的な屋根リフォームについて確認していない
このような場合は、まず自宅の条件を確認してから判断することをおすすめします。
太陽光発電で後悔しないために確認する6つのこと
太陽光発電を設置するか迷っている場合は、次の順番で自宅について確認していくと判断しやすくなります。
屋根の状態、向き、周囲の影、設置できるスペースなどを確認します。
自宅の屋根条件から、どの程度の発電が見込めるのかを確認します。
どの時間帯にどれくらい電気を使っているのかを確認します。
初期費用だけでなく、自家消費や売電などを含めて考えます。
屋根の補修や電気工事など、設置前後に必要となる工事を確認します。
シミュレーションや住宅の状態を確認したうえで、自宅に合っているか判断します。
太陽光発電は「自宅に合っているか」で判断する
太陽光発電には、初期費用や発電量の変動、メンテナンスなど、設置前に知っておきたいデメリットがあります。
一方で、屋根の条件や電気の使い方によっては、太陽光発電を活用できる住宅もあります。
大切なのは、「太陽光発電は得なのか、損なのか」と一括りにすることではありません。
自宅の屋根でどれくらい発電できるのか、どれくらい電気を使っているのか、設置費用を含めた収支はどうなるのかを確認してから判断することです。
一般的なメリット・デメリットだけで判断せず、自宅の屋根・日当たり・電気使用量・費用をもとにシミュレーションしてみましょう。
太陽光発電のメリット・デメリットを総合的に知りたい方へ
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本記事の著者・監修者
音楽専門学校を卒業後、22歳でエクステリア資材などを扱う物流・卸売企業に就職し、営業職を経験。翌年にリフォーム会社へ転職し、営業実績で最年少記録を更新するなどトップセールスとして活躍する。
しかし、当時のリフォーム業界にはびこる不透明な実態(不当な見積もりや手抜き工事など)を目の当たりにし、「自分がこの業界を変えたい」「本当にお客様のためになるリフォーム会社を作りたい」と決意。2015年、25歳で独立し「株式会社やまもとくん」を設立、代表取締役に就任。
現在では、外壁・屋根の外装リフォームを中心に、エコキュート関連事業、太陽光発電事業まで幅広く展開し、グループ累計施工実績は26,000棟を突破。 また、人気YouTube番組「令和の虎」に投資家(虎)として出演するほか、逆転就活リアリティ番組「リアルバリュー(REAL CAREER)」など多数のメディア・番組にも出演。リフォーム業界の枠を超え、若手人材の育成や次世代のビジネスシーンを牽引する経営者としても広く注目を集めている。