ペットの電気代が高い原因と対策|太陽光で解決する方法
- コラム
「夏も冬もエアコンつけっぱなし。電気代の明細を見て、ため息が出た」——ペットと暮らしている方なら、一度は経験があるのではないでしょうか。
ペットがいる家庭の電気代は、そうでない家庭と比べて月に3,000〜6,000円ほど高くなるケースが珍しくありません。年間で考えると、36,000〜72,000円の上乗せ。決して小さな額ではないですよね。
留守中のエアコン、空気清浄機の常時運転、増える洗濯回数……。どれも「ペットの健康を守るため」に必要なものばかりで、簡単には削れないのが悩ましいところです。
この記事では、ペット家庭の電気代が上がる原因をひとつずつ整理したうえで、今日からできる節電対策と、根本的に電気代の構造を変える「太陽光+蓄電池」という選択肢まで、順を追って解説していきます。「我慢する節電」ではなく「仕組みで電気代を下げる方法」を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
「まずは自分の家でどのくらい電気代を減らせるのか知りたい」という方へ やまもとくんでは、生活スタイルやペットの飼育状況に合わせた無料シミュレーションを行っています。
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ペット飼育家庭の電気代が上がる4つの原因

まずは「なぜペットがいると電気代が高くなるのか?」を具体的に把握しましょう。原因を理解すれば、どこに手を打てばいいかが見えてきます。
エアコンの稼働時間が圧倒的に長い
ペットは人間よりも暑さ・寒さに弱い場合が多く、留守中もエアコンを止めにくいのが現実です。
たとえば犬の場合、フレンチブルドッグやパグなどの短頭種は気道が狭く、暑さで体温調節が追いつかなくなるリスクがあります。猫も高温多湿が続くと食欲が落ち、体調を崩しやすくなります。うさぎやハムスターなどの小動物はさらに温度変化に敏感で、夏場は28℃を超えると危険水域に入ることも珍しくありません。
結果として「外出中も冷房ON」「夜もつけっぱなし」が当たり前になり、エアコンの稼働時間は1日16〜24時間に及ぶことも。ペットがいない家庭なら「帰宅後に冷房をつけて、寝るときは消す」で済むところが、ペット家庭にはその選択肢がないわけです。
環境省の資料によると、エアコンは家庭の電気代の約3割を占めるとされています。その稼働時間が倍近くに延びれば、電気代への影響は避けられません。
空調範囲が広がりやすい
ペットの行動範囲を確保するために、部屋のドアを開けっぱなしにしている家庭は多いはずです。犬であればリビングから廊下、キッチンまで自由に歩き回れるようにしているケースが一般的ですし、猫は高い場所を移動するためにドアを閉められないこともあります。
すると、リビングだけ冷房をかけていても廊下や隣の部屋へ冷気が逃げてしまい、設定温度になかなか到達しません。エアコンは設定温度に達するまでの間がもっとも電力を消費するため、「いつまでも冷えないからフル稼働し続ける」という状態は、電気代にダイレクトに響きます。
特にリビング階段がある家や、吹き抜けのある間取りでは、冷暖房の効率がさらに下がりやすくなります。
空気清浄機・除湿機・加湿器の常時運転
抜け毛やニオイ、アレルゲン対策として空気清浄機を24時間回している家庭は少なくありません。犬や猫は換毛期になると大量の毛が抜けますし、来客時のニオイが気になるという声もよく聞きます。
夏は除湿機、冬は加湿器を追加するケースも多く、気づけば「空気まわりの家電」が3台同時に稼働していることも。1台あたりの消費電力は小さくても、複数台×24時間×30日で計算すると、月に1,000〜2,000円分の上乗せになることがあります。エアコンに比べると目立たない出費ですが、年間にすると無視できない額です。
洗濯・乾燥の回数が増える
ペット用のタオル、ベッド、毛布、散歩後の足ふきタオル、犬の服。これらを定期的に洗濯する分、洗濯機と乾燥機の稼働回数は確実に増えます。ペットのものだけで週に2〜3回余分に回しているという家庭も珍しくありません。
特に衣類乾燥機や浴室乾燥は消費電力が大きく、1回あたり数十円のコストがかかります。月単位で見ると数百〜千円の影響があり、「知らないうちに電気代が増えていた」原因のひとつになりやすいポイントです。梅雨の時期や花粉の季節は外干しが難しいため、乾燥機の使用頻度がさらに上がる傾向にあります。
今日からできる「現実的な」節電ポイント

ペット家庭の節電で大事なのは、ペットの健康を犠牲にしないこと。無理にエアコンを我慢して熱中症で動物病院にかかることになれば、電気代の節約分など一瞬で吹き飛びます。ここでは「快適さを保ちながらムダだけを削る」方法を紹介します。
エアコンはつけっぱなし前提で効率を上げる
つけっぱなし自体は問題ありません。むしろ、頻繁にON/OFFを繰り返すほうが起動時の電力消費が増え、逆効果になることもあります。ペット家庭ではエアコンを止めないことを前提にして、「同じ稼働時間でもより少ない電力で済む状態」を目指すのが正解です。
まず、フィルター清掃の習慣化。エアコンのフィルターにホコリやペットの毛がたまると、空気の通りが悪くなり、冷暖房効率が目に見えて落ちます。2週間に1度、掃除機でフィルターのホコリを吸い取るだけで効果があります。年間で考えると、フィルター掃除だけで電気代を約5〜10%節約できるという試算もあるほどです。
次に、サーキュレーターとの併用。エアコンの冷気は床付近にたまり、暖気は天井付近に上がります。サーキュレーターで空気を循環させると室温のムラが減り、設定温度を1〜2℃緩められる可能性があります。環境省の資料では、冷房の設定温度を1℃上げると約13%の消費電力削減が見込めるとされています。電気代に換算すると、夏場だけでも月数百円の差になります。
そして、窓まわりの遮熱・断熱対策。夏場は窓から入る日射熱が室温上昇の大きな原因になります。遮光カーテンや断熱シート、窓用の遮熱フィルムは数千円から導入できて、費用対効果が非常に高い対策です。冬場も窓からの冷気の侵入を抑えられるので、一年を通して効果を発揮します。
空気清浄機は「強運転」固定をやめる
空気清浄機を24時間「強」で回していないでしょうか。換毛期や来客時はともかく、普段は「自動」や「静音」モードで十分なケースがほとんどです。切り替えるだけで消費電力は半分以下になることもあります。
見落としがちなのが、フィルターの汚れです。フィルターが詰まると空気清浄の性能が落ち、「効いていない気がするから強にする」→「強のまま24時間回す」→「電気代が上がる」という悪循環に陥りやすくなります。フィルター交換の時期は取扱説明書に記載されているので、半年〜1年に一度は確認しておきましょう。
除湿については、まずサーキュレーターや換気で改善できないか試してみてください。それでもダメなら除湿機を使うという順番のほうが、電気代の無駄を抑えられます。
空調エリアをゆるく区切る
ペットの行動範囲を確保しながら冷暖房効率を上げるには、完全に部屋を閉め切る必要はありません。ペットゲートやのれん、間仕切りカーテンで空気の流れを緩やかに制限するだけで、冷暖房の効きは変わります。
たとえば、リビングと廊下の間にのれんを1枚かけるだけでも、冷気が廊下に流れ出すスピードが落ちます。ペットは行き来できるけれど、空気の移動は緩やかになる。これだけでエアコンが設定温度に到達しやすくなり、余計な電力消費を抑えられます。
イメージとしては、穴の空いたバケツに水を注いでいる状態です。穴を完全にふさがなくても、小さくするだけで水はたまりやすくなります。冷暖房の空気もこれと同じで、完璧を求めなくてもいいので「少しでも空気の逃げ道を減らす」ことを意識してみてください。
節電だけでは限界がある——「買う電気を減らす」という発想

ここまで紹介した節電対策はすぐに実践できるものばかりですが、正直なところ、削減できる金額には限界があります。ペット家庭は「快適な室温を24時間維持する」のが前提なので、使う電気の総量を劇的に減らすのは難しいのが現実です。
そこで視点を変えてみましょう。「使う電気を減らす」のではなく、「電力会社から買う電気を減らす」。つまり、太陽光発電で日中の電気を自分の家でまかなうというアプローチです。使う量は変えなくても、お金が出ていく量を減らせる。この違いは大きいです。
太陽光発電がペット家庭と相性がいい理由
太陽光発電の最大の強みは、電気代が高い日中の時間帯に発電できることです。
一般的な家庭では、日中は外出していて電気をあまり使わないため、太陽光で発電した電気が余りやすいという課題があります。余った電気は売電できますが、売電価格は年々下がっており、「自分で使ったほうが得」というのが今の流れです。
その点、ペット家庭は状況がまったく違います。留守中もエアコンや空気清浄機がフル稼働しているため、日中の電力消費がもともと多い。太陽光で発電した電気をそのまま自家消費に回しやすく、「発電しても使い道がない」という問題が起きにくいのです。
在宅ワークの方であればさらに自家消費率は上がりますが、外出が多い家庭でも「ペットのための日中稼働」がある分、太陽光のメリットを十分に受けられる構造になっています。
ただし注意点もあります。太陽光発電は日中しか電気を作れないため、夜間の電力は引き続き電力会社から購入する必要があります。夜もエアコンを止められないペット家庭では、太陽光だけではメリットが出切らないケースもあるわけです。
蓄電池を加えると「夜の電気代」もカバーできる
この「夜間の課題」を解決するのが蓄電池です。
蓄電池があれば、日中に太陽光で発電して余った電気を貯めておき、夜間のエアコンや空気清浄機に回すことができます。ペット家庭は「24時間電気を使い続ける」のが特徴ですから、昼に発電→昼に使いつつ余りを充電→夜に放電して使う、というサイクルが非常にうまく回ります。
太陽光だけの場合と比べて、自家消費率は大幅に上がります。電力会社からの購入量が減る分、毎月の電気代はそのぶん下がることになります。
「蓄電池は高いのでは?」と思われるかもしれません。たしかに初期費用はかかりますが、毎月の電気代削減分で回収していく形になるため、電気使用量が多いペット家庭ほど回収期間が短くなる傾向があります。また、国や自治体の補助金制度を活用できるケースも多いので、実質的な負担は見積もりを取ってみないと分からないことが多いです。
「太陽光+蓄電池にすると、うちの場合どのくらい変わるんだろう?」 やまもとくんでは、現在の電気使用量やペットの飼育状況(留守番時間・夜間空調の有無)をもとに、導入後の電気代シミュレーションを無料で行っています。
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電力を効率的に確保するには、ポータブル電源を家庭で活用する方法もあります。
こちらの記事では200V対応のポータブル電源について詳しく解説しています。
【2026年】大型エアコンだって動かせる!「200V対応」のポータブル電源を徹底解説!
|ソーラーパワー x ポータブル電源
導入前に確認しておきたい3つのこと

太陽光+蓄電池は効果的な選択肢ですが、すべての家庭にまったく同じメリットが出るわけではありません。「思ったほど効果がなかった」とならないために、事前に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
日中の電気使用量が多いほど太陽光と好相性
日中にエアコンをつけっぱなしにしている、在宅時間が長い、除湿機や空気清浄機が昼間も動いている——こうした家庭ほど、太陽光で発電した電気をそのまま消費できるため、費用対効果が高くなります。逆に、日中はペットも含めて誰もおらず電気をほとんど使わないという家庭では、太陽光の恩恵が出にくいこともあります。
ご自宅の電気代の明細を確認して、昼間の時間帯にどのくらい使っているかを把握しておくと、導入の判断材料になります。
夜間の電気使用が多いなら蓄電池の価値が上がる
夜間もエアコンを止められない、夜中も空気清浄機を回している、深夜に洗濯乾燥機を回す習慣がある——こうした家庭は蓄電池を加えることで「夜間の買電量」を大きく減らせる可能性があります。
逆に、夜はペットと一緒に寝室でエアコンだけ、という比較的シンプルな使い方なら、太陽光だけでも十分にメリットが出る場合もあります。要は、自分の家庭の電気の使い方に合った組み合わせを選ぶことが大事です。
屋根の状態チェックは見落としがち
太陽光パネルは20〜30年使う長期設備です。屋根材が劣化した状態でパネルを載せてしまうと、数年後に屋根の補修や塗り替えが必要になったとき、パネルをいったん外して再設置する脱着費用がかかります。この費用は数十万円になることもあり、せっかくの電気代削減メリットが相殺されかねません。
やまもとくんでは、太陽光の提案前に必ず屋根の状態を診断しています。26,000棟のリフォーム・太陽光施工実績で培った屋根の知識があるからこそ、「載せていい屋根かどうか」「先に屋根のメンテナンスをしたほうがいいか」を正直にお伝えできます。ここは太陽光専門の会社にはない、やまもとくんならではの強みです。
災害時の備えとしても蓄電池は心強い

ペット家庭にとって、蓄電池には電気代の削減以外にもうひとつの大きな価値があります。それが、災害時の備えです。
地震や台風による停電は、いつ起きてもおかしくありません。人間だけなら毛布にくるまって耐えたり、コンビニに買い出しに行ったりと対応策がありますが、ペットはそうはいきません。
真夏の停電では室内温度が短時間で危険水域まで上昇し、短頭種やシニア犬、持病のある動物にとっては命に関わります。冬場も同様で、暖房が止まれば小動物やシニアペットへの影響は深刻です。
蓄電池があれば、停電時でもエアコンや扇風機、電気毛布などを一定時間動かせるため、復旧までの「つなぎ」になります。容量にもよりますが、エアコン1台であれば数時間〜半日程度の稼働が見込めるケースもあります。
さらに見落としがちなのが、エアコン以外の「日常の電気」です。自動給水器や循環式の水飲み器が止まればペットの水分補給に影響が出ますし、ペット見守りカメラが使えなくなれば避難先からの状況確認もできません。スマホの充電が切れれば、動物病院への連絡や災害情報の収集もままならなくなります。
蓄電池でこうした機器を最低限動かせるだけでも、ペットの安全と飼い主の安心は大きく変わります。
避難が必要になった場合も、照明やスマホが使える状態であれば、落ち着いてキャリーケースやフード、水、トイレ用品を準備する時間が生まれます。ペットは飼い主の不安を敏感に察する生き物です。人間が冷静でいられる環境を作ること自体が、ペットを守ることにつながります。
まとめ|ペットの快適と家計、どちらも守る方法
ペットがいる家庭の電気代が高くなるのは、ぜいたくでもムダ遣いでもありません。大切な家族の健康を守るために必要な支出です。だからこそ「申し訳ない」と思う必要はまったくありません。
ただ、必要な支出だからといって何も手を打たなければ、電気料金の値上げとともに家計への負担は増える一方です。
この記事で紹介したように、取るべき対策は「我慢する節電」ではなく、仕組みで電気代の構造を変えることです。
まずはエアコンのフィルター清掃やサーキュレーターの活用、空調エリアの工夫など、今日からできることを実践する。そのうえで、太陽光+蓄電池によって「電力会社から買う電気」そのものを減らしていく。この順番で進めていくのが、もっとも現実的で、効果も実感しやすいアプローチです。
やまもとくんエナジーでは、ペットの飼育状況や生活スタイルに合わせたプラン設計を、無料でご提案しています。
「留守番中のエアコン代が気になる」「夜間の空調を止められない」——そんなご家庭ほど、太陽光+蓄電池で毎月の電気代が変わる可能性があります。屋根の状態チェックから、ペットの飼育環境に合わせたシミュレーションまで、まとめてご相談いただけます。
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本記事の著者・監修者
音楽専門学校を卒業後、22歳でエクステリア資材などを扱う物流・卸売企業に就職し、営業職を経験。翌年にリフォーム会社へ転職し、営業実績で最年少記録を更新するなどトップセールスとして活躍する。
しかし、当時のリフォーム業界にはびこる不透明な実態(不当な見積もりや手抜き工事など)を目の当たりにし、「自分がこの業界を変えたい」「本当にお客様のためになるリフォーム会社を作りたい」と決意。2015年、25歳で独立し「株式会社やまもとくん」を設立、代表取締役に就任。
現在では、外壁・屋根の外装リフォームを中心に、エコキュート関連事業、太陽光発電事業まで幅広く展開し、グループ累計施工実績は26,000棟を突破。 また、人気YouTube番組「令和の虎」に投資家(虎)として出演するほか、逆転就活リアリティ番組「リアルバリュー(REAL CAREER)」など多数のメディア・番組にも出演。リフォーム業界の枠を超え、若手人材の育成や次世代のビジネスシーンを牽引する経営者としても広く注目を集めている。
